ヤノベケンジ入門 lucky dragon 文字お越し集  03 2018年 作成 
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オヤジ:トらやん開けてくれ。みなさん待っているんやで、トらやん起きて
進行:ヤノベさんの父親まさのぶさんです。ヤノベ作品の語り部として登場するキャラクター、浪速のトらやんは、まさのぶさんが定年後の趣味で始めたこの腹話術人形を元にして造られました。
オヤジ;本間にトらやんをこんだけ活用してね、ほで、これねー私らしいですね。まーちゃんやでー。まーちゃんてなんやっていうたら
進行:の今回のプロジェクトのためにヤノベさんが描いた絵本の主人公はまさのぶさんがモデルだったようです。

母:ケンジもお父さんを大事にしてますね、ちゃっと言うたらオヤジなんか考えているんかなーというような顔をする時がありますけど。
オヤジ:僕がちょっとヒントや出すときあるんですよ、それで冗談でそのアイディアもろっておくわ言うてね
進行:ヤノベさんの新作ラッキードラゴンにちなんで、正信さんは最近ドラゴンに関わるグッズを収集し始めました。

オヤジ:どうですか、これ、こないだ大学のね、全国交換会いうて長崎県だったんです、ドラゴンが出てきましたわ、祭りで、10月かなんかにやるいうてね、帽子も、これも買ってきたんですわ。龍ちゅうやつ。ほで、ついこないだ京都へ行った時は何かないかなーと。これもドラゴンやろうと思ってね。これぐらいね、僕の思い入れは今、トらやんよりもドラゴンにある訳なんです。気持ちだけね。


進行:造船所の跡地では全ての取り付け作業が終わり、いよいよ、水都大阪2009のメイン会場中之島公園へ船出です。

ヤノベ;じゃー龍にも、これで大丈夫や
進行:ラッキードラゴンを操縦するのはあのトらやんです。
男;トらやんはなんと言ってますか
ヤノベ:すーっとしたなーと言うじゃないですか。いやまあートらやんの一番気持ちいいときの言葉が「あーすーっとしたなー」と言うんですよ。地下の全く頼りの無い力の無いファクトリーで作られて来た船がやっとねー、日のもとに戻って来て、今まさにねーこの川の上を、水の龍の如く走っている姿がねー。トらやん気持ちいいんじゃないですかー。その船の運命を全て司る操縦士をやっているんで。

進行:ドラゴンはと言うと、船内でこうして身を横たえ、出番を待っています。これから52日間大阪の水辺で活躍することになります。
 まー不思議、雷の魔法か、船がドラゴンに大変身。まーちゃん大丈夫か。突然、トらやんが喋りだした、わてはトらやん、しっかりこのラッキードラゴンに捕まときなー。わてがこの町を魔法の力で変えてくでー。
ぽーんぼこ、ぼわー。ぼんぼこぼわー








観客:見えるみえる赤い目、
子供;ロボットが乗ってる、わーあれやー
客;ほんとうや、はげちょびんや なんか一杯あげとくんやー。
男:取り合わせがね、おもしろいなーとか。どういう取り合わせなんだろうと思いますよね。

女;これか、
男;川で龍だからドラゴンなんじゃないですか水関係で、違うのかなー。
進行:イベント開幕後、初めて行われるラッキードラゴンのパフォーマンスいよいよ始まりです。

ヤノベ:水を噴きながら首をあげながらっていう、ものをやって頂けますか。 おーー。
 首をあげながら火もみたいとこですね。おーー あははははは。あー素晴らしいです。

進行:ラッキードラゴンと共に大阪の水辺を再発見する、スペシャルクルーズも始まりました。木津川河口の工場が建ち並ぶエリアには、まるで、映画の撮影現場のような非日常的空間が広がています。
ヤノベ:素晴らしいねー かっこええー、めっしゃカッコいいわーははあはは

進行:クルーズ船にはヤノベさんも同乗しラッキードラゴンの見どころや普段見ることの出来ない大阪の水辺の風景について、説明します。


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ヤノベケンジ ラッキードラゴンの伝説 2009 3/5